倉吉市出身
明治大学 政治経済学部卒業
デロイト トーマツ退社後、サンテラス税理士法人に入社し現在に至る。
湯梨浜町出身
高校卒業後、税理士を目指し専門学校へ進学。その後、サンテラス税理士法人で働きながら勉強し税理士試験5科目合格し現在に至る。
健康に不安があればかかりつけのドクターに相談するように、気軽に相談出来る税務・会計のかかりつけドクターみたいな存在になるのかな?
そうですね。自分もそのような存在かなと思います。ただ、そうなるためには日々の情報収集や知識のアップデートは欠かせませんよね、税務・会計等の法律や規程は複雑ですし。税理士は専門家という立場になりますからね。
うん。先生と呼ばれる職業だし、プロとして期待に応えるプレッシャーはあるよね。でもお客様の要望に応えて感謝の言葉をいただいた時にはすごく嬉しいし、一言でいうといい仕事だよね。
はい、その一言に尽きるかなと思います。一般的に社会的な立場が高いとされているため、仕事の責任は重いと思います。でもその分のやりがいは本当に感じられるいい仕事だと思います。
税理士試験に受かることが当然王道ですが、大学院出身の方、弁護士や公認会計士の方、税務署勤務を経た方などがなることも出来ますよね。僕は公認会計士から税理士になったパターンです。植原さんは試験合格組ですよね?
そうそう、いわゆる税理士試験5科目合格ってやつかな。僕の場合は簿記・財務諸表論・法人税法・消費税法・相続税法の5科目で合格したけど、他にも選択科目があって自分に合った科目を選んで試験合格を目指す。簡単に言えばこんな感じかな。もっと詳しく知りたい人はネットを見てもらえたらと(笑)。
そうですね、ネット検索や税理士試験に特化した専門学校のパンフレットなどを見て詳細は調べたほうが確実ですね。植原さんの場合は、働きながら受験し見事合格を勝ち取りましたよね。大変じゃなかったですか?
もちろん大変でした(笑)。
そうですよね。本当に重ね重ね合格おめでとうございます!
ありがとうございます!(笑)。もちろん大変だったのですが、でも働きながら得られた仕事のライブ感を勉強にも活かせたし、逆に試験勉強が仕事を面白くする事もあって。試験合格時は会社の皆さん、家族・親戚、友人などがすごく祝ってくれて、頑張ったかいがあったなと感じました。いずれにせよ自分の今置かれた状況からどの道で税理士になりたいかを考えることからスタートするのがいいと思います。
和嵩くんは都会で公認会計士をやってから地方にUターンしてきたよね?都会と地方で働く違いとかはある?
すごく単純なことですが、まず通勤時間や移動時間が格段に違いますね。この点は都会にいる時には気づきにくいのですが、すごく大事なポイントだと思います。都会は電車移動ですが地方は車社会ですので、職場へ行く時、お客様の訪問する時など車移動が基本です。今は職場までが車で10分になりました。通勤時間や移動時間、それに付随する待ち時間などが都会にいた時から格段に減ったので、その分平日に自分の時間にあてられる時間が増えましたね。
僕も職場までは大体車で10分くらいだけど、確かにそこらへんは逆に僕のように地方でずっと働いていたら気づきにくいかもね。他にはあったりする?
職業によって違う点もあるかと思いますが、僕の場合はお客様との距離が近くなったかなと思います。都会はダイナミックな仕事が多い点は魅力ですが、お客様は法人が中心で経営者様の顔が見えにくい点があるかと思います。一方、地方の場合はお客様が個人、法人ともほぼ経営者様であったりするので、お客様と二人三脚で仕事をしているという実感がすごくあります。お客様からの感謝の声がダイレクトに伝わりやすいのも魅力ですかね。
確かに人と人の距離は近いよね。会社の方と個別で食事に行ったり、忘年会に呼ばれたり、人の温かさは感じるよね。サンテラス税理士法人職員全員でのイベントもたくさんあるし、そういった点も人と人との距離が近い地方ならではの良さかもしれないね。
先ほどの質問でも言いましたが、地方はお客様との距離が近いという魅力があります。そして地方だからこそやれる業務は意外に多いのかなと思います。僕の場合はUターン後まもなくして企業様の上場支援業務、学校法人監査・保育園監査、企業様の監査役、税務業務など幅広くいろいろな業務をやらせてもらっています。地方は専門家の絶対数が少ないのでいろいろな業務の依頼がきます。そしてその中から自分のキャリアに合わせて業務を選択することが出来るし、色々な経験ができるかと思います。植原さんはどうですか?
僕も社会福祉法人・医療法人、他の様々な職種の税務顧問や、支部の税理士会の福利厚生部の部長まで本当に色々な経験が出来ているかな。
税理士合格から4年くらいで支部の福利厚生部の部長ですから、本当に実施する業務は幅広いですよね。「現在税理士試験勉強中の方へメッセージ」という題目は植原さんにうってつけの題目かなと思うので、演説のほどよろしくお願いいたします(笑)。
承知いたしました(笑)。今は専門学校の授業もWEBで、LIVE授業と遜色ない授業が自分の時間に合わせて受けられるので、勉強する場所にこだわる必要もなくってきました。また地方では図書館やカフェなどに人が少なく、長時間いることも可能です。地方で勉強してそのまま税理士となりやすくなってきたのかと思いますので、都会で仕事に追われ、勉強時間が取れていない状況であれば、地方で腰を据えて勉強に取り掛かるのも一つの手かなと思います。最近はAIが発達して将来は税理士の仕事が無くなるかもという情報が流れて受験者数が減少しているようですが、実際に仕事が無くなる可能性は極めて低いと思うので、安心して受験勉強を続けてもらいたいですね。また僕がそうだったように勉強と仕事のメリハリをつけることはすごく大事で、そして何よりやる気が一番重要かなと思います。頑張って合格を勝ち取ってください。和嵩くんのメッセージはありますか?
そうですね、場所にこだわる必要がないのはその通りだと思います。僕としては合格するのがそれは一番いいのですが、やはり難易度が高い試験なので途中で諦める形になってしまう人も出てくるのかなと思います。仮にそうなったとしてもそこまで勉強してきた努力と経験は素晴らしいものだと思うので、チャレンジした自分を誇って欲しいかなと思います。サンテラス税理士法人はそのような努力が出来る方大歓迎なので、試験はあきらめたけど人生これから!仕事を一生懸命頑張るぞ!という気概を持った方こそ是非お会いしてみたいですね。
働き方改革でフリーランスが増えてくるよね?
そうですね。実際にサンテラス税理士法人でも毎年多くの方が開業されていますしね。さらに幅広い知識の習得とそれを活かすための努力は欠かせません。それとは逆になりますが、高齢化で跡継ぎがいない事業者の方の廃業も増えてきますよね?
そうだね。廃業の増加によって雇用減少、それに伴う経済の打撃という事で昨今問題になっているよね。これに関しては事業承継、M&Aなどが今後確実に増えいくと思うよ。事業承継に関して言えば、場合によっては10年くらいの長期のスパンで考える必要性もあるから、事業者様の早めの対応が必要になるよね。僕が今40歳前半、和嵩くんが30歳前半ということで、長期スパンになったとしても対応可能だから、こういったことは是非相談に来て欲しいよね。
はい、年齢が若い税理士の強みをいかしていきたい所ですね。またその話と合わせて当然ながら相続も増えてきますよね?
そうだね。数年前の相続税法改定によって相続税の申告が必要になる方も増えたし、地方でも相続税の申告が多くなってきているよね。
はい、相続税は納税額が多額になることがあるので慎重に慎重を期す必要がありますし、専門家としての腕の見せ所だと思います。サンテラス税理士法人の税理士は植原さん含め全員、税理士試験で相続税法を合格していますよね。これはなかなか地方ではいないのではないでしょうか?
確かにそうかもね。相続税の相談はなにからしたらよいかわからない方も多いと思いますが、安心してご相談に来ていただければと思います。そういった強みもいかして今後の税務・会計業界の変化の波にいち早くのれるように頑張っていきたいところだよね。
税理士業界の高齢化、特に地方税理士はその傾向が強いのではないでしょうか?
税理士の平均年齢が60歳を超えているからね。税理士数が少ない地方ではその傾向が強くでるのだろうね。先ほどの題目でも出ていた事業承継問題だけど、これに関しては他の業種と同様に税理士事務所の後継者不足による事業承継問題も深刻になってくると思うよ。
そうですね。個人事業と同様に税理士事務所も廃業したらそこで終わりですし、またその事務所と顧問契約を結んでいたお客様も困ってしまいますよね。
そうだね。廃業を考えている税理士先生やその関与先のお客様や従業員の方が困らない様に連携はとっていきたいよね。サンテラス(山陰を照らす)の名の通り、鳥取から島根までそういった税理士事務所の事業承継問題についてお悩みの税理士先生の相談についても乗りたいところだよね。
はい、それこそ若い税理士である事をいかせる大きなメリットだと思いますので、積極的に相談に乗っていければと思います。
今後も絶対に変わらないのは原則毎月お客様の所に訪問して会社経営のこと、それに限らず、どんな些細なことでも話を聞くということだよね?
はい、月次決算をしっかりし、現在の会社の状況を知ることは会社経営をするうえで最も重要なことなので、そこは今後も不変でいきたいですね。時代はこれからどんどんオンラインが進み、弊法人としてもオンラインは取り入れる必要が出てきますが、地方の良い点であるお客様との距離の近さを大事にし、顔と顔を合わせたコミュニケーションは今後も重要視していきたいです。
そうだね、オンラインのみならずさらなるAIの発達は避けられないよね。AIに使われるのではなくてAIを業務の効率化を図るツールとして使って、色々なコンサルティング業務等の付加価値の高いサービスを提供していきたいよね?
そうですね、より一層色々なことへの視野を広げていきたいですね。またAIを使って税理士の働き改革というか、税理士法人の働き方改革というか、そういったことを実施したいですね。働き方を効率化し、税理士のみならず職員の方のさらなるワークライフバランスの向上。そして仕事とプライベート両方充実している。いい生活を送っているなという実感があるような環境を作りたいです。
そうなったらすごくいいよね。それと今の事務所の縦割りがない感じやアットホーム感は大事にしていきたいかな。僕は税理士だけど、税理士と他の職員との間で何か特別な差をつけているわけではないと思うし、多分それは野口会計事務所(サンテラス税理士法人の前身)開業から所長が作り上げた財産だと思うから。
はい、そこは時代の変化があったとしても絶対に変わらないようにしていきたい所だと思います。また今までの対談でもいろいろ話が出ましたが、逆に時代の変化があったら変えていかないといけないことがあると思うので、変わらない所と変わる所の見極めをしっかりして時代の変化にいち早く対応できる税理士法人でありたいですね。
うん、そういった時代の変化に乗れてそれに伴うお客様のニーズにいち早く応えることが出来る税理士が今後は生き残っていくと思う。いい仕事をして常に紹介を受けるような税理士法人にしていきたいよね。
そうですね。サンテラス税理士法人は山陰のお客様を照らすということを理念として掲げている法人ですので、いい仕事を実施してそこからの紹介などで、倉吉のみならず鳥取、米子、島根などにも事業領域を広げていきたいですね。お客様が他のお客様を紹介してくださる時に「会計・税務で相談したいことがある?それならサンテラスっていう税理士法人が倉吉にあるから、相談してみるといいよ。倉吉に本社があるけど、鳥取にも米子にも来てくれるし、鳥取だけじゃなくて松江とか島根にも来てくれるみたいだよ。親身に相談乗ってくれるからおすすめだよ。」という話が出るような法人にするのが自分の夢です。
そうなったらすごくいいよね。事業が拡大すると税理士の採用ってことも考えていかないといけないよね?開業税理士や所属税理士、社員税理士など?
そうですね。ご縁があった方がいれば税理士の方とも積極的に会っていきたいですね。弊法人の理念が共有出来て、お客様を大事に考えている方などとお会い出来ればいいなと思います。そして当然ながら職員の方の採用も考えていかないといけないと思います。
そうだね。職員の方も和嵩くんが言うように理念の共有が出来る人でお客様への貢献を第一に考えている人を新しい仲間に入れたいよね。税理士試験に挑戦中、諦めた人、これから挑戦しようとしている人、単純に会計業務に興味がある人など、やる気がある人は歓迎だよね。
はい、努力出来る人でやる気がある人で植原さんが言ったような人がいたらお会いしてみたいですね。
この対談に感銘受けて応募しました!みたいな人がいたらいいよね(笑)。
そうそう(笑)。そういう熱い人大歓迎ですね。この対談をやった意味が出てきますしね。
それでは、長々喋ってきたけど、こんな感じで対談終了かな?
そうですね。伝えたい事は伝えられたのではないでしょうか?対談終了ですかね。
こういうふわっとした感じで終わるのもサンテラス税理士法人らしさですかね(笑)。
そうですね(笑)。それでは植原さん本日の対談ありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。